お礼
平成27年10月10日に、第17回WiLLを無事に終える事が出来ました。
今年のWiLLでも、たくさんの方々のお力を借りながら、とても有意義な一日を過ごす事ができました。
今年のWiLLでは、会場に23人の子供達を飾り、前半では、その子供達の紹介をしながら参加をしていた家族が、それぞれの思いを話しました。
2部のディスカッションでは、これまで矯正教育に関わった経験や犯罪被害者の支援に関わっている3人のゲストを迎え、加害者が自分の起こした事件、その被害者と向き合っていないことについて話し合うことができました。
国として被害者と加害者の事に関わるのは、保護観察中しかないが現状は被害者担当の人によって関わりが大きく違っているように感じる事を話し、制度の告知がもっと必要で、担当者が代わっても運用をしっかりしてほしいと伝える事ができました。
加害者の反省もなく、謝罪もない、そして、民事裁判の判決で出た損害賠償も払わない加害者に被害者遺族自身が、加害者を探して罪に向き合わせようとする事は、なかなかできないので理解のある弁護士、そして、熱心に取材を続けてくれるマスコミの存在は、とても重要である。そんな風に被害者に寄り添ってくれる関係者が増えてほしいと伝える事もできました。
会場から活発な意見をもらう事もでき、とても充実した一日になりました。
当日に参加して下さった皆様、そして参加は出来なかったけど見守って下さった皆様、本当にありがとうございました。
私たちも遺族一人一人の気持ちを大切にしながら、あせらず、おごらず頑張っていきたいと思います。これかも、ご理解とご指導をよろしくお願いいたします。
平成28年6月
少年犯罪被害当事者の会
代表 武 るり子
WiLL 第17回開催のお知らせ<詳細>(終了しました)
もうひとつの子供の日 第17回『 W i L Lウィル 』のお知らせ
私たち「少年犯罪被害当事者の会」は、少年によって最愛の子供を殺された家族の会です。1997年に結成してから、一切の政治や宗教等にとらわれることなく遺族を中心に、少年法の問題など理不尽な体験を各方面に話すとともに、毎年シンポジウムを行い、皆様と課題や問題点を議論してきました。
これまでに犯罪被害者等基本法が施行され、犯罪被害者等への支援体制が整えられつつあります。最近では地方自治体に犯罪被害者等のための相談窓口や支援条例が作られる動きも広がってきています。
それでも、私たちの置かれている現状は、まだまだ苦しみや悩みが続いています。
今回は、加害者が少年院や刑務所から出所しても謝罪がないことや、損害賠償金が支払われていない現状を踏まえ、被害者が望む「更生」や「謝罪」の在り方について考えていきたいと思います。加害者が本当に罪に向き合わないと、殺された子供たちが存在していたことすら消えてしまう気持ちがするのです。子供たちをこれ以上被害者にも加害者にもしないためにもご参加やご協力をよろしくお願い致します。
● 今年のテーマ/被害者が考える「更生」「謝罪」
~加害者が罪と向き合わない現実~
出演者 川崎政宏氏 弁護士、元保護観察官
藤井誠二氏 フリージャーナリスト
西崎勝則氏 奈良保護観察所統括保護観察官
★日 時 2015年10月10日(土曜日)午後1時から
★場 所 大阪市立西区民センター
大阪市西区北堀江 4丁目2番7号
TEL 06-6531-1400
★交 通 地下鉄 鶴見緑地線・千日前線
「西長堀」3号・7号出口100Μ
★主 催 少年犯罪被害当事者の会
★後 援 大阪府・大阪市
★資料代 500円
★定 員 200名(先着順)
★問い合わせ 少年犯罪被害当事者の会事務局
代表 武 るり子
TEL 06-6478-1488
FAX 06-6478-1788
社会で騒がれた事件だけが重大事件として扱われ、私たちの様な少年事件のほとんどが命を命として扱ってもらえず、そのうえ、どこからもフォローされなかったのが現状でした。
「死んだ者はしかたがない」と簡単に扱われ、加害少年には人権があり、立ち直る可能性と将来があると強調されてきました。
さらに、殺された子供たちの権利や、それまで生きてきた事実までも、無視した扱いをうけてきました。子供たちは、決して死にたくなかったのです。
そんな子供たちを思い出してほしい、忘れないでほしいと思ってきました。
決して一家族だけで、悩まないで下さい。
☆ 『WiLL』・・・・意志・決意・願い・気持ち・遺言などの意味があります
☆ 平成27年度大阪府犯罪被害者等支援社会づくり活動事業
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